住職ごあいさつ
私たちはお寺で多くのペット達に囲まれて、愛らしい出会い、そしてつらい別れを数多く経験してきました。ペット達は本当に満足した一生を全うしたのだろうか…もっと楽しい一生を過ごしたかったのでは…と、ふと思ってしまいます。私たちに先立ちペット達は老い、そして一番つらい死という別れを身をもって教えてくれるわけです。愛するものとの別れ、仏教で言う愛別離苦(あいべつりく)です。四苦八苦といわれる苦しみのなかでこの苦しみが一番つらいものです。
私たちの最愛のペット達の死をただ悲しい出来事として終わらせるのだけではなく、この死という一番つらく悲しい別れを縁として、私たちの本当の生きる意味を考えていただく場所として、このペットのお寺桜花苑を建立いたしました。お役にたてれば何よりと思います。
法永山 妙浄寺 住職 荻沼要淳
日蓮宗大荒行堂七百日成満、日蓮宗修法師・傳師皆傳
日蓮宗専任布教師
妙浄寺 副住職、ペット葬斎 桜花苑 苑主 荻沼教裕